2011年10月30日日曜日

子供が相談するところ

子供はだれにも相談できません。

親には心配かけると思って親には言えないのです。
勿論、兄弟にも、言えないのです。

イジメなら、もちろん友達には言えないです。

だから自分の気持ちを伝えたり
アドバイスをもらう相手を見つけることができません。

また、プロに相談したくてもお金はないし、
命の電話では、回線が込み過ぎて、なかなかつながりません。

そこで、お勧めなのが、下記の相談場所です。
子供が自分の意思で相談できますしhttp://www.blogger.com/img/blank.gif
オンラインなのでお金がかかりません。

もし、あなたが10代の子供で、
相談したいことがあるならば
下記を使ってみてください。

こころカフェです。

http://www.kokorocafe.jp

子供のためのサポート社団法人です。

2011年7月5日火曜日

23.木更津市 1歳児死亡

木更津市で1歳児に食事を与えず
死に至らしめてしまった事件が先日ありましたね。

24歳の母親、和田裕子容疑者が、まだ1歳の息子稜樹ちゃんに
食事を数日与えなかったことが原因らしい。
発見当時の稜樹ちゃんは体重約7・6キロしかなく、目はくぼみ、
やせ細った状態だったそうですね。
和田裕子容疑者は「6月28日から水も食事もとらせていなかった」
と供述しているらしいです。

これは、いわゆるネグレクト。
虐待の一つなんですね。
親または保護者や養育者が与えるべきものを与えなかったという
虐待なのです。
必ずしも虐待は、殴る、ける、など「与える」行為だけとは限らないのです。

和田裕子容疑者は、やる気が起きなくなったと言っていたそうですが、
ネグレクトは、わざと与えない場合もあれば、与える気力が無くなり、
与えていないことに気がつかない(気を取られない)状態もあるのです。

和田裕子容疑者は離婚して母一人で子育てをしなければならない
プレッシャーと、離婚のストレス、頼れる人がいない孤独さなど
色々な事が起きていたと思います。
初めのうちは転居して、新たな出発だと前向きであったとしても、
自分で気がつかないうちにストレスを溜めていて、
溜めていることさえ気が付かず、自分で抱えきれなくなった時には
抱え切れていない現実にさえ気がつかないまま
ウツ症状が始まってしまっていたのではないかと思うのです。

ウツ症状が出てきたから、すぐに鬱と診断すれるとは限りませんが、
2週間ほどウツウツとしていたり、やる気が出なくなったりしていたら
精神科へ行ってみるか、もしくは心理カウンセリングを受けて、
病院へ行くべきか相談してみるのが良いのです。

ただし、この場合のように、ウツウツしている状態ややる気が出ない
日が数日であると、まだ自分が鬱になりかけているか分かりません。
でしが、乳幼児など、自分で食事を取れない年齢であったり、
自分で命を守ることができない年齢の子供に影響する場合は、
例え1日であっても、相談へ行くべきです。

「このままだと鬱になっちゃうんじゃないか?」と思えたら、
心理カウンセリングを、その日のうちに受けることで
悪化を防げたり、状況改善のアドバイスを得られます。
鬱は、ウツウツをしたときに、対処が早ければ早いほど
鬱になりにくく、鬱になっても回復が早いのです。

「昨日、今日と、何か変だ」「なんとなくやる気が出ない」
「数日寝付けない」と思ったら、「このまま様子を見よう」
ではいけません。早期発見早期対処が肝心です。
「鬱は様子を見ても悪化するだけです」
もし、たまたま、「昨日は落ち込んだ」程度だとすれば、
落ち込んだけどやる気はある、とか
落ち込んだけど、朝起きたら元気になった、とか
落ち込んだけど、ウツウツとはしていない
などと、回復の兆しは見えてきます。

ですが、自己判断は禁物です。
思わぬ見落としもありますから。

もし、自分が心や体の調子が悪くなることで
子供なり、誰かを巻き込む可能性がある場合は、
待たずに心理カウンセリングを受けましょう。

2011年6月28日火曜日

失敗しないカウンセラー選び

新しくブログを始めました。

カウンセリングとは何か、カウンセリングでは何をするのか、

色々と疑問がある方への、Q&Aのようなブログです。

いくつもブログを兎ネイしているので、更新が追いつきませんが、

忘れ去っているのではありません。


こちらの「いじめ」についてのブログも近日に内容更新いたしますので、

ぜひ応援よろしくお願いいたします。

「失敗しないカウンセラー選び」

http://goodcounselors.blogspot.com/









2010年12月22日水曜日

22 幼児虐待

22 幼児虐待

幼児虐待は年々増えているとデータがあるらしいが、

これは、日本が虐待としつけの差が明確で無かったためと、

親の権限のもと許されてきた傾向が、過去においてデータを

不明確にしていたのだと思う。

現在は虐待という認識も定着し、虐待を通報してくれる

第三者も増え、通報件数や相談件数が増えているだけであって、

実質的に虐待者が増えているとは言いがたい。

幼児虐待はフランスでは、きちんと対策がとられていて、

虐待の定義や、虐待の段階別カテゴリも明確にされている

ためか、虐待または虐待予備軍の人口が年々減っている。

すこし古いデータであるが、読売新聞200011月2日朝刊

によれば、一番多いのは、打撲傷・あざを与えるのが69.9%も

占め、火傷は13.4%、性的暴行は、妊娠に至っているものが

なんと6%もあるとのこと。

ただし、このような第三者が気づき易い外的傷害ではなく

心理的傷害も2000年で10%近かったが、年々急増している。

心理的虐待は、親が虐待している認識を持っていないことが

最大の難点で、当人も虐待を受けていると言う認識よりも

罪悪感のほうが大きいので発見がしにくい。

もし、子供の健全な心の維持や、自分が心的虐待をして

いないか不安ならば、コラージュや箱庭などを定期的に

受けさせる事をお勧めする。

工作を理解できる年齢であれば幼稚園にあがるか

あがらないかくらいの年齢でも対応可能な心理療法だ。

とくに、カタルシス効果=ストレス発散を目的にしている

ものではなく、きちんと分析して対処してくれる

療法家を探すことをお勧めする。

大概のコラージュや箱庭の心理療法家は、解釈しないことを

を基本としているので、分析する力を持っていない。

この点だけはご注意あれ。

2010年12月16日木曜日

21. 被害者と思っているイジメっ子

21. 被害者と思っているイジメっ子

いじめっ子は意外と自分がいじめている意識はなかったり、

いじめの状況である判断ができなかったりする。

子供のいじめは明確で分かりやすいが、

大人のいじめは、当人はいじめている意識も無ければ、

その仲間もいじめている認識は無いことが多い。

それは、防御本能だから、当人は敵から身を守っていると

程度としか思っていなかったり、防衛していることさえ

認識してない可能性は高い。

これは、社会人には多くみられるが、典型的で分かりやすい例

としては、高校生の「人気仲良しグループ」に見られる。

賛同者の多いリーダー的存在の子は

「要は私が好きかどうか」「私の方針に賛同できるかどうか」

「あなたがリーダーではない、分をわきまえろ」的発言が

多くなる。というより、このような形でしか人間関係を

形成出来ない傾向がある。

友(仲間)と言うより主従関係であり、条件付き友情しか

求めていないのだ。

個人行動ができない人は、そんなリーダーに

嫌われると大変だから、グループの人は皆、顔色を伺って

発言をするようになる。

それもYESマンではなく、「私はあなたをいたわっている」

「私はあなたの理解者だ」「あなたを理解しない人が悪い」

などのような、「真実かどうか」「正しいかどうか」

「理屈が通るかどうか」の基準ではなく、

「まず、あなたがありき」なのだ。

そうなると、このようなグループでは、必ず常に必要なのが

「間違いを犯すターゲット」なのだ。

仲間だけれども、自分の気持ちを発散するためや満たすために

攻撃する対象。

決してグループの外の人がターゲットにはならない。

普段は「少々キツイこと言っても大丈夫」な人、であったり、

「乱暴な扱い(見下げた扱い)をしても大丈夫」な人、

程度で、周りは「少々キツイことも受け入れるだけ仲がいい人」

に見えていたりする。

しかし、リーダーがイジメを開始する(当人はイジメとは

思っていない)ような状況が起これば、

皆して「やーねー。あの人分かってない」

とか、「リーダーの気持ちもわからない人なのね」

「あなたは破壊者よね」などの攻撃を開始する。

この程度は良い方で、悪いケースは

「リーダーが、こんなに怒りをあらわにするなんて、

よっぽどこらえていたのね」

「あのリーダーがキレるほど、大きな問題ね」

「リーダーは、やっと思いを吐き出せたのね、つらかったわね」

「耐えてきたのね。やさしいのよね」

などと、攻撃対象を攻撃しないで、「よいしょ」が始まる。

ところがそんなリーダーは、実際は、

ビクビクとしていて、常にありもしない攻撃に備えている小心者。

「攻撃される前に攻撃してしまえ」ポリシー。

だから攻撃されていないのにもかかわらず、

「このままだったら傷ついちゃうかも?なら攻撃しちゃえ」

「私は被害者だから、攻撃しても正当防衛だもん」

と、ターゲットに選んだ人を攻撃し始める。

現実は、自分が加害者なのだ。

冷静に相手と話し合えば、攻撃されているわけではないと、

分かるかもしれないのにも、勝手に攻撃を開始する。

相手はたまったものじゃない。

相手を思う助言でさえも攻撃と判断されて、思わぬ

不条理な攻撃を受ける。

これもまた親との関係で、「先行攻撃ありき」と

学んだのかもしれない。

どちらにせよ、被害者だろうが加害者だろうが

渦中でイライラが出てきたら心理コンサルテーションを

受けてみてほしい。心理トレーナーと話すことで

きっと、生きやすくてピリピリしない日々が

生きられるようになるから。

2010年12月10日金曜日

20. 虐待と健忘症

20. 虐待と健忘症

健忘症は、高齢者に限ったことではない。

若い人もなるし、子供もなる。

虐待を受けて育ってきた子供は、その辛さに

絶えるために、記憶を消す。

新しい出来事を覚えられない前向性健忘とは

違って、虐待を受けて至る間の事を覚えていな

いのは、解離性健忘といえる。

一般的には女性に起きる事が多い健忘だが、

解離性障害(解離性ヒステリー)の類で、

虐待などのような激しい体験を受けた傷から自分を

防御するために自分をなくすという行為だ。

解離性健忘もいくつかに別れるのだが、

たとえば、虐待を受けていた小学校に時期を

全く思い出さないので、小学校の友人やどのような

小学生生活を送っていたか、まるで小学校へ

通っていたか疑問だと思えるような記憶欠落は、

全般籍健忘と言えるだろう。

もし、虐待を受けているその体験だけが思い

出せないならば、選択的健忘と言える。

激しい虐待を受けてきた人は、全くと言って

そんな時代があったかどうかも覚えていない

と言ったことが多い。

そのように全く欠落した時期を思い出したいから

催眠心理療法で呼び起きしたいと依頼されることが

あるのだが、このような場合は、記憶を取戻すことを

やめるように勧めている。

自己崩壊を回避するために選んだ手段なので

思いだすことは大変キケンだと思っているし、

思いださなくても今が幸せならば良いではないかと

私は思っている。

もし、思い出さないことが不幸へ導いているならば、

そのときは、ゆっくりと心理カウンセリングと

いくつかの心理療法を組み合わせていくのがいい。

時間がかかるが、衝撃の激しさに比例して時間を長く

かけるのがいい。

2010年12月3日金曜日

19.虐待かな?

親が叩いたり、怒鳴っている姿を見ていないけど
虐待かなぁ?と心配な時、
疑っている点が自分でも明確でないとすれば、
このような点を確認してみましょう。
虐待は必ずしも体罰とは限りません。
無視など、世話をしないことも虐待です。
もちろん親の虐待だけでなく、
クラスのいじめもあるかもしれませんが、ご参考に。

  • 頻繁にやたら大声で泣いている
  • 頻繁に親のどなり声が聞こえる
  • 不潔
  • 転んだぐらいではない怪我が多い
  • 恐怖感がある表情で帰りたがらない
  • 夜など子供だけの御留守番が多い
  • 食べ物がいつも宅配ピサやお蕎麦など、家庭料理を食べていない様子
  • 宿題、連絡などの忘れものが多い
  • いつもお腹を空かしている
  • 親に対してビクビクしていたり、子供らしからぬコビをうる
  • 性格や表情に不自然な感じに明るさに欠ける、または、明るさが不自然

このような点が他人の家で起きているような気配があれば、通報する義務があります。

でも、虐待の当事者であったり、虐待の環境に居る人(当事者を一緒に住む家族、友人など虐待を見ていて阻止できないで悩む人)はぜひ、一度心理カウンセリングを受けてください。
環境に居るだけで心の傷は受けていますし、どう対処するべきか、心理カウンセラーと相談してみましょう。