2010年12月22日水曜日

22 幼児虐待

22 幼児虐待

幼児虐待は年々増えているとデータがあるらしいが、

これは、日本が虐待としつけの差が明確で無かったためと、

親の権限のもと許されてきた傾向が、過去においてデータを

不明確にしていたのだと思う。

現在は虐待という認識も定着し、虐待を通報してくれる

第三者も増え、通報件数や相談件数が増えているだけであって、

実質的に虐待者が増えているとは言いがたい。

幼児虐待はフランスでは、きちんと対策がとられていて、

虐待の定義や、虐待の段階別カテゴリも明確にされている

ためか、虐待または虐待予備軍の人口が年々減っている。

すこし古いデータであるが、読売新聞200011月2日朝刊

によれば、一番多いのは、打撲傷・あざを与えるのが69.9%も

占め、火傷は13.4%、性的暴行は、妊娠に至っているものが

なんと6%もあるとのこと。

ただし、このような第三者が気づき易い外的傷害ではなく

心理的傷害も2000年で10%近かったが、年々急増している。

心理的虐待は、親が虐待している認識を持っていないことが

最大の難点で、当人も虐待を受けていると言う認識よりも

罪悪感のほうが大きいので発見がしにくい。

もし、子供の健全な心の維持や、自分が心的虐待をして

いないか不安ならば、コラージュや箱庭などを定期的に

受けさせる事をお勧めする。

工作を理解できる年齢であれば幼稚園にあがるか

あがらないかくらいの年齢でも対応可能な心理療法だ。

とくに、カタルシス効果=ストレス発散を目的にしている

ものではなく、きちんと分析して対処してくれる

療法家を探すことをお勧めする。

大概のコラージュや箱庭の心理療法家は、解釈しないことを

を基本としているので、分析する力を持っていない。

この点だけはご注意あれ。

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