22 幼児虐待
幼児虐待は年々増えているとデータがあるらしいが、
これは、日本が虐待としつけの差が明確で無かったためと、
親の権限のもと許されてきた傾向が、過去においてデータを
不明確にしていたのだと思う。
現在は虐待という認識も定着し、虐待を通報してくれる
第三者も増え、通報件数や相談件数が増えているだけであって、
実質的に虐待者が増えているとは言いがたい。
幼児虐待はフランスでは、きちんと対策がとられていて、
虐待の定義や、虐待の段階別カテゴリも明確にされている
ためか、虐待または虐待予備軍の人口が年々減っている。
すこし古いデータであるが、読売新聞2000年11月2日朝刊
によれば、一番多いのは、打撲傷・あざを与えるのが69.9%も
占め、火傷は13.4%、性的暴行は、妊娠に至っているものが
なんと6%もあるとのこと。
ただし、このような第三者が気づき易い外的傷害ではなく
心理的傷害も2000年で10%近かったが、年々急増している。
心理的虐待は、親が虐待している認識を持っていないことが
最大の難点で、当人も虐待を受けていると言う認識よりも
罪悪感のほうが大きいので発見がしにくい。
もし、子供の健全な心の維持や、自分が心的虐待をして
いないか不安ならば、コラージュや箱庭などを定期的に
受けさせる事をお勧めする。
工作を理解できる年齢であれば幼稚園にあがるか
あがらないかくらいの年齢でも対応可能な心理療法だ。
とくに、カタルシス効果=ストレス発散を目的にしている
ものではなく、きちんと分析して対処してくれる
療法家を探すことをお勧めする。
大概のコラージュや箱庭の心理療法家は、解釈しないことを
を基本としているので、分析する力を持っていない。
この点だけはご注意あれ。
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