2011年7月5日火曜日

23.木更津市 1歳児死亡

木更津市で1歳児に食事を与えず
死に至らしめてしまった事件が先日ありましたね。

24歳の母親、和田裕子容疑者が、まだ1歳の息子稜樹ちゃんに
食事を数日与えなかったことが原因らしい。
発見当時の稜樹ちゃんは体重約7・6キロしかなく、目はくぼみ、
やせ細った状態だったそうですね。
和田裕子容疑者は「6月28日から水も食事もとらせていなかった」
と供述しているらしいです。

これは、いわゆるネグレクト。
虐待の一つなんですね。
親または保護者や養育者が与えるべきものを与えなかったという
虐待なのです。
必ずしも虐待は、殴る、ける、など「与える」行為だけとは限らないのです。

和田裕子容疑者は、やる気が起きなくなったと言っていたそうですが、
ネグレクトは、わざと与えない場合もあれば、与える気力が無くなり、
与えていないことに気がつかない(気を取られない)状態もあるのです。

和田裕子容疑者は離婚して母一人で子育てをしなければならない
プレッシャーと、離婚のストレス、頼れる人がいない孤独さなど
色々な事が起きていたと思います。
初めのうちは転居して、新たな出発だと前向きであったとしても、
自分で気がつかないうちにストレスを溜めていて、
溜めていることさえ気が付かず、自分で抱えきれなくなった時には
抱え切れていない現実にさえ気がつかないまま
ウツ症状が始まってしまっていたのではないかと思うのです。

ウツ症状が出てきたから、すぐに鬱と診断すれるとは限りませんが、
2週間ほどウツウツとしていたり、やる気が出なくなったりしていたら
精神科へ行ってみるか、もしくは心理カウンセリングを受けて、
病院へ行くべきか相談してみるのが良いのです。

ただし、この場合のように、ウツウツしている状態ややる気が出ない
日が数日であると、まだ自分が鬱になりかけているか分かりません。
でしが、乳幼児など、自分で食事を取れない年齢であったり、
自分で命を守ることができない年齢の子供に影響する場合は、
例え1日であっても、相談へ行くべきです。

「このままだと鬱になっちゃうんじゃないか?」と思えたら、
心理カウンセリングを、その日のうちに受けることで
悪化を防げたり、状況改善のアドバイスを得られます。
鬱は、ウツウツをしたときに、対処が早ければ早いほど
鬱になりにくく、鬱になっても回復が早いのです。

「昨日、今日と、何か変だ」「なんとなくやる気が出ない」
「数日寝付けない」と思ったら、「このまま様子を見よう」
ではいけません。早期発見早期対処が肝心です。
「鬱は様子を見ても悪化するだけです」
もし、たまたま、「昨日は落ち込んだ」程度だとすれば、
落ち込んだけどやる気はある、とか
落ち込んだけど、朝起きたら元気になった、とか
落ち込んだけど、ウツウツとはしていない
などと、回復の兆しは見えてきます。

ですが、自己判断は禁物です。
思わぬ見落としもありますから。

もし、自分が心や体の調子が悪くなることで
子供なり、誰かを巻き込む可能性がある場合は、
待たずに心理カウンセリングを受けましょう。

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