2010年3月22日月曜日

13虐待のはじまり

13虐待のはじまり

虐待は、きっと、はじめはちょっとしたしつけ
程度であったり、八つ当たり程度だったものが、
だんだんとエスカレートするように私は思う。

最初はきちんとした理由があるだろう。
(当人にとっての理由が。)
でも、「しつけ」という大義名分があると
それになんでもかこつけてしまうのが人間。
しつけといいながら、大声を出したり、
手を上げたりすれば、いろいろな発散にはなる。
知らず知らずに、副作用としてのストレス発散が
同時に行われている。
すると、脳の中で「大声を出す=ストレス発散」
+「手を上げる=ストレス発散」=「しかる=
苦しみ開放で快感」となって、無意識の中に
「発散には叱ることが一番効果がある」と方程式
が出来上がってしまう。

すると、しかりつけるチャンスが目の前に現れると、
考えるよりも先に、方程式が発動し、しかりつける
度合いが増してしまうのだ。
どんどん加速し、どんどん強化され、無意識は
さらに「やはりこの方程式は最高だ!」と
決め付けてしまい、止めることができなくなる。

もちろん当人さえ、無意識の方程式に振り回され
ていることに気づいていない。
だから、どんどんとエスカレートする。

いらいらし始めたり、八つ当たりし始めたら、
ぜひカウンセリングを受けてほしい。

いまの精神状態が虐待へつながってしまう可能性を
理解してほしい。

人間は恨みがある場合を除いて、虐待は 大概が、
自分より弱い立場の人間に対して行われる。

もちろん、本人が「自分より下」「自分より弱い」と
思うだけなのだけど。

だから、一番子供が狙われやすいし、老人が狙われ易い。

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