11虐待とイジメ
虐待とイジメの差は何か?
一般的にイジメと聞くと小学校のクラス内での
集団イジメだろうか?
本来はイジメとは、消しゴムがなくなったり、鉛筆が
なくなったり、上履きが下駄箱に入って居なかったり
といった程度だろう。
その程度はイジメかイタズラか不明なレベル、
仲の良いグループで上履きが隠されて、それが発覚
しても「あー!やったなー!」「イタズラ成功!」と
笑いながら遊びの一環として心に傷が出来ないならば
イタズラの域だろうか
。
でも、これがエスカレートすると、イジメとなる。
仲のいい友人グループでも、イジメに発展することもある。
この場合は、「だれでもいいからストレス発散したい」
のではなく、明らかに、その子一人をターゲットにしている。
仲のいい友人をイジメる側の子供の親は、至急子供の
苦悩を聞きだし対処しなければならない。
なぜならば、この場合は、その子は自分の苦痛とその友人を
同一視しているからだ。
実際は、その友人(受ける側)には何も責任はないし、
苦痛との関連性もない事が多いが、その友人に対する
嫉妬やうらやましさなどが表面化したケースが多い。
イジメる子の親は何が不満か聞きだし、至急対処しないと
長い年月または酷いときには一生、イジメをその友人を
イジメつつけることになる。
社会人になっても、イジメの習慣が顔を見るたび発動して
しまう可能性が高い。
子供の頃だけいじめをしていた場合は
すでに社会人になって、お互い大人になっていれば
「あんな時代もあったわね」と笑い飛ばせるが、
イジメが習慣化した場合、子供の頃のイジメとは違う
「社会人としての大人になったからこそ」の形の違う
イジメをするようになる。
簡単に言えば、表面的には社会人らしい態度と
言動をしているが、その言動の裏面にあるイジメの
メッセージを出し、表面的にはイジメていないが
精神的な苦痛や、「多数派が正義」というベールに
包んだ嫌がらせをするようになるのだ。
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