4 虐待と依存性人格障害
虐待の原因や主因はいろいろとあるが、
虐待と依存性人格障害には関係があるように思う。
もちろん、自己愛性人格障害も関係があると思われるが、
その事の違いは別として、虐待の主因や結果のどこかには
関係がある。
ただし、虐待全般に関係していると言うことではない。
先日の現役カウンセラーの月例事例検討会で、
課題が人格障害を取り上げていたのだけど、
このときは、虐待との関連性は話題にまでは
ふれてこなかった。
でも、私は、虐待と人格障害の関連性を見逃せない。
虐待にかかわる人、虐待の関連した環境にいるひとで
激しい感情に苦しんでいたら、ぜひ、カウンセリングを
受けてほしい。
依存性人格障害は、人格障害の一分類にずぎず、
自分に依存性を感じるとは限らない。
人格障害が自分を人格障害だと自己診断することは
まれである。
軽度の場合は、友情が続かないなどと言った、
人間関係の問題と認識しているし、
極度の場合は、周りが心配してカウンセリングへ
連行(?)同伴(?)されてくる。
自己判断が難しいのだ。
でも、もし、虐待を受ける側、虐待してしまう側、
虐待に関係する環境に居るために間接的に
苦しんでいるならば、ぜひ、一度カウンセリングを!
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