17.虐待とイジメ
11,12,14,15の続き
よく、「イジメられる側にも問題はある」という。
確かにイジメられる側にも問題はあるが、
大概は、このセリフはイジメる子供の親が言う。
イジメる子の親は、自分の子供かわいさゆえに、
かばうためにイジメを受ける子を、わが子のイジメ
の行動に同乗参加して攻めるのだが、
その裏には、「自分のせいにされたくない」
「親失格ととがめられたくない」一心で、
このような発言をする。
親も苦しいのだ。
なぜなら、自分が咎められている事実を受け
入れるだけの対応力を備えてこなかった。
自分が咎められていると思ってしまうような
考え方で生きてきたので、何事があっても
敵を攻める事でしか自分を守れないと思い込んでいる。
「相手を言い負かしたほうが正義だ」
「言い負かせるほうが賢い人である証明だ」
「言い負かせるほうが有利だ」
という思いが内面に潜んでいる。
これでは、きっと自分も子供も苦しい毎日だろう。
周りが敵か鬼ばかりという感じではないだろうか。
ぜひ、カウンセリングを受けて、このような考えを
改善し、生き易い人間関係を手に入れることを
考えて欲しいものだ。
そして、それが、いじめを防止することにつながるのだ。
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